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岡部 さくら さん

興味を持ったきっかけ

高校の担任の先生が特色入試を教えてくださいました。中学時代から生徒会や部活動、探究活動など興味や関心があることに積極的に挑戦する好奇心旺盛な性格なので、そういった自分の経験や強みを生かせると思い、特色入試での受験を決意しました。また、論文試験は今まで経験したことのない、思考力や医療への関心度を測る問題で、どの年度も興味深いテーマが取り上げられており、このような面白い問題を出題する大学で作業療法を学びたいと思ったこともきっかけの一つです。

京都大学を選んだ理由

OT養成を目的とする地元の大学と比較して、より効果的な新しい作業療法の形を研究し、実践していく京都大学の考え方が、自分が学びたい作業療法だと考えたからです。また、京都大学には様々な分野において傑出した強みや、自分と異なる考え、価値観を持った学生が全国各地から集まっています。そのため、固定観念にとらわれず、多角的に物事を考えるという、OTにとって必要不可欠な力を養うことができると考えたからです。

特色入試を受けてよかったこと

学びの設計書を書いたり、面接対策をしたりする中で、自分の将来に対する考えが想像以上に曖昧であったことに気が付きました。自分の将来に真剣に向き合ったことで、大学で何を学びたいのか明確にする良い機会になりました。また、将来のことや作業療法について話し合い、悩みを相談できる、特色入試で入学した仲間に出会えたこともとても心強いです。

特色入試に向けた対策

論文試験は、HPに掲載されていた3年分の過去問を解いて、高校の先生に添削していただきました。初めの頃は大問を1つ解くのに3時間以上かかっていましたが、焦らずに丁寧に解くことを重視して、解答例が無い分、自分が納得いくまで何度も書き直していました。面接試験は、想定問答を用いた練習はほとんど行っておらず、自分が目指す作業療法や、現代における医療の問題について面接対策の担当の先生と会話をしながら、自身の考えを深めていくことが対策の中心でした。試験前はこの対策方法に不安もありましたが、本番では医療に対する自身の見解や意見を求められることが多かったので、落ち着いて答えることができました。

私がこの資料(注:特色入試パンフレット)を見たのは、夏休みが終わり出願に向けての準備を始めた時期でした。特色入試の出願から論文・面接試験の間の時期は、正直に言うと一般入試の勉強が満足にできず、不安になることもありました。そんな時に自分を助けてくれたのは、志望校が異なるものの同じく総合型選抜を受験する同級生でした。その友人らと将来の目標や悩みについて沢山相談することで、自分の考えを整理し、新しい考え方を得ることができただけではなく、将来へ向けてのモチベーションも高く維持することができました。今、この資料を見ている受験生の中にも、不安や悩みを抱えている人がいると思いますが、困ったときには、遠慮せずに周りの友達や家族、先生に相談してみてください。合格した皆さんと大学で会える日を楽しみにしています。